掛軸と茶道具の卸店 ひなや福寿堂です。

      

器24 竟求一閑 彩漆絵利久盆 5客 2万円 共箱
径22 高さ2cm

まんまる、ヘギ目、曲げ縁。
黒漆に 赤と金で楓の葉を描いています。
軽くて 珍しいほど 反っていません。 箱の底 スキあります。
おすすめ。

 

ちょっと 寄道。 

職方  という はなし  竟求一閑

茶の湯の 職方は 千家十職 というのが 一番 ということ なんですが 
必ずしも そういう わけでは 決してありません。

千家十職 というのは 正確に言えば 昭和に 始まった 表流のセオリーで 他の 各流には それぞれに 立派な 職方がいました。
要するに
千家十職より 優秀な 職方は 星の数ほど いたんです。
残念なのは いました、
という 過去形 であることです。

もう 無くなりました。
まあ
かろうじて それらの作品が 残っています。
今日の この竟求一閑の盆も それです。
それも
ドンドン 消滅していきます。
その上に 後続の職方が 全く育っていないのです。
指導者の 不在です。
日本の文化は 憂うべき状態にあるのです。

原発 と 一緒です。 原発 と比例しているのです。



竟求一閑  人物紹介
この人は よく 千家十職の飛来一閑と 間違いますが 別人です。
姓は 吉田で 吉田一閑とか 竟求(きょうきゅう)一閑 といいます。
作者は茶道塗師で、一閑張を専門とし、浪速一閑とも いいます。
四代まで 続きましたが そこで 終わりました。
四代の息子 佐久穂さんは 塗師として 将来を嘱望されていましたが 第二次大戦で召集され ハイラルで 亡くなられました。
四代は 疎開先の 兵庫県西宮市 夙川雲井町 で 亡くなり 娘の恵美さんが 先祖より残されたっ作品を 守っていらっしゃるそうです。
夙川雲井町 というのは ひなやのすぐ近くです。

 

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