掛軸と茶道具の卸店、ひなや福寿堂です。

T9 唐銅鎗の鞘 建水 3代高木治良兵衛 ¥150.000.-
共箱 淡々斎箱書 胴径10.5 H14.5
とても端正な姿です。銅の味もよく 風格をかんじさせます。
小さなスレや 経年のための変色は多少ありますが アタリはありません。

高木家は、
京都釜座に安政2年(1855)創業。一世は、釜師・大西浄雪の門人であり、木治良兵衞を名乗って独立。二世は富岡鉄斎と親交が深く、鉄斎翁・蓮月尼画賛入の釜を多数制作。三世も引き続き鉄斎好みの釜を制作、茶道各流好みの風炉釜なども手がけました。四世はそれまで主流であった打肌に挽肌の技術を取り入れ、水墨画タッチで地紋を表現する新しい京釜の制作を始めました。
現在は、五世の義弟にあたる六世が継承、侘びた味わいの治良兵衞釜を制作しています。今や釜座町にわずかに残る釜師として、伝統の技術を守り伝えています。

釜師 高木治良兵衛      

釜座の由来 釜座の起源は奈良の都より平安遷都とともに鋳物
 師が移り住み座を結成 信長・秀吉の時代に入り茶道の隆盛
 とともに釜座も道仁・与次郎等数多くの名工を生み出した
 近世に入り他の座が衰退したにもかかわらず釜座のみ存続し
 高本家も当地にて創業以来釜師として当代に至るまでその
 伝統を保持している


 一世(一八二八〜二八八五)
 大百家十世浄書に兄弟で師事し 兄は大西家十二世浄徳を継ぎ
 十三世浄長の後見人として大西家に残る
 弟は大西家より独立し三条釜座にて安政二年(一八五五)創業
 高木治良兵衛を名乗る

 二世(一八六一〜一九二四)
 富岡鉄斎翁と親交し鉄軒の号を戴く 鉄斎翁・蓮月尼画賛入
 釜多数制作 大正改元時建仁寺黙雷和尚の「無冷處」文字入
 の改元記念釜を製作

 三世(一八八一〜一九五七)
 伝統の技法を継承し各流御好みの台子風炉釜 皆具等制作先
 代に続き鉄斎翁好みの釜製作 昭和十年ハ幡製鉄所天炉新設
 の記念として初湯にて風炉釜五徳鉄瓶を製作
 隠居後 一道を名乗る

 四世(一九一一〜一九九六)
 今迄の打肌中心の釜肌に加え挽肌の上に水墨画のタッチで地紋
 を表現する新しい京釜を制作する
 昭和六十年京都府知事より老舗表彰を受ける

 五世(一九四一〜一九八三)
 四世長男 鋳道学を研究し新しい鋳造方法に努めたが四十二
 歳で急逝

 六世二九四三〜
 五世義弟 義兄急逝後本業の鎚起師三世美芳として制作活動
 をする一方四世に師事し釜師の修行を重ねる
 五世長男の後見人
 各地で個展・二人展等多数
 京都金属工芸協同組合理事 京都金属工芸研究会委員長
 平成十七年阿弥陀堂釜肩衝風炉釜等京都迎賓館納

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