18 大徳寺 大綱 長門の越ヶ浜にて 和歌一首
掛軸寸法 26.5×140cm 本紙寸法 5.8×36cm
大綱の 上出来の短冊です。 料紙も 極上等。
季節は春、櫻のころ。
まず 読み下しは
長門の越ヶ浜にて
山水の あかぬ景色は 風花の
都もさらに 及ばざりけり。 大綱
とあります。 素直な歌ですので 解釈は 省略します。
短冊を 掛軸に 台表具してあります。
表装は 古い裂を 使って いい状態です。
箱書は 大綱と 同じ 黄梅院住職の 小林太玄ですから 筋としては これでいいです。
大綱和尚遺墨
長門の越ヶ浜にて
山水の あかぬ景色は 風花の
都もさらに 及ばざりけり。 大綱
大徳寺 黄梅主 太玄 花押
作品、表装とも状態、上々です。
短冊台表具 筋風帯
一文字 立木文 金襴
中廻し 角龍文 遠州
天地 染紙
軸先 頭切 黒塗
箱 桐 極め箱 紙タトウ
以上です。
大綱宗彦。(だいこう そうげん)
臨済宗の僧。大徳寺435世大徳寺塔頭黄梅院第14世住職。安永元年(1772)〜安政7年(1860)融谷宗通に師事
。華室昨夢と号し、 和歌 茶の湯を能くし、
書画に優れた。裏千家十一代玄々斎宗室・表千家十代吸江斎宗左・武者小路千家七代以心斎宗守・松村宗悦らと親しく、「大綱遺詠」がある。永楽保全の参禅の師としても知られている。
小林太玄
太玄(太玄義透=ぎとう)師略伝
昭和13年(1938)奉天に生まれる。6歳で両親を失って出家。昭和36年、花園大学卒業、相国僧堂に掛塔(かとう)。
大津歴堂に参禅。昭和50年、黄梅院住職に就任。昭和63年、更に花園大学福祉学科に学士入学。
遊学研鑽ののち平成3年卒業。現在に至る。
ちょっと 寄道。
大綱と長州については 浅からぬ縁があったようです。
詳しくは こちらから。
越ヶ浜は 山口県にあります。 詳しくは こちらから。
夕景の 綺麗なところだそうですよ。