掛軸と茶道具の卸店、ひなや福寿堂です。

 

   

書12 12代堀内宗完(兼中斉)松樹千年緑 5万円 共箱 紙本
掛軸寸法 29×186cm 本紙寸法 25.5×104.5cm

冒頭に 二つ欠点がありますので ご注意ください。
表装、下の部分 軸棒部分の 中ほどに すれたような 痕がありますが サインペンのようなもので さっとすれていました。
それを 私が 消しゴムで 消した痕です。

全体に 少しだけ 経年のための変色あります。

他にこれという 欠点はありません。
文句もいいし 表装も 問題なし。
本紙は 退色しているのではなく 唐紙という 黄色い紙です。

表装
一文字 竹屋町文金襴
中廻し 小牡丹唐草文 どんす 
天地 パー正絹
軸先 頭切 黒塗 松葉絵
箱 桐 共箱

堀内宗完 ほりのうち・そうかん 
大正8年、京都生まれ 別号長生庵 
12代兼中斎は
茶家には珍しい京都帝国大学理学部の出身で独特の茶風で知られる(当代分明斎も京都大学理学部卒)。
京都大学理学部卒 代々表千家の宗匠を務める茶家、堀内家の10世不仙斎の三男 表千家即中斎のもとで修業 兄11世幽峰斎の急逝のため堀内家十二世を継ぐ 平成10年、分明斎に家督を譲り宗心となる

松樹千年翠(しょうじゅせんねんのみどり)

意味:変わらないものの価値を見失わないで

「松樹千年翠 不入時人意(時の人心に入らず)」という語句から、普段私達の目には入りにくいけど、いつも変わらない「松」の緑を讃える言葉。

人間は、桜や紅葉など四季の変化に合わせ、色鮮やかに変化する自然を見て美しいと感じます。春や秋には多くの人々が華麗に咲いている木々を褒め称えます。

でも、中には変化に乏しい自然もあります。
「松の木」はまさにその一つ。
緑の葉を一年中保ち、ひっそりと周りの風景に溶け込み、ほとんど人目を引くことの少ない木です。
それでも、古来より海の近くや断崖などの厳しい環境でも、しっかりと根を張り、長寿の象徴とされる生命力を持っています。
人間の目から見れば何一つ変化のない緑も、目立たない無数の小さな変化を繰り返しながら、風雪に耐えて「千年の翠」を保っているのです。

世界最先端と言っても過言ではないほど便利で色鮮やかな最新設備に囲まれた生活を送る私達日本人は、どうしても、世の中の新しい情報、モノ、面白おかしく派手に変化なものに目を奪われがちです。
時には仏法・真理が不変であるように、変わらないものの大切な価値を見失わないようにふと立ち止まってみてはいかがでしょうか。

当たり前のようにあなたに愛を注いでくれた両親。
いつも近くで支えてくれるかけがえのない人や仲間。
自分の生まれ育った故郷、日本の大地からこの世界まで。

普段は当たり前のように享受している事象に感謝して、目立たないけれど確かな存在があることも忘れないようにしましょう。

「おてらいふ」から お借りしました。

 

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