41 前 志芸男作 醤日の出に鶴 平棗 12代堀内宗完(兼中斉)箱書 6万円
胴径7.8 高さ5.2cm 共箱 しおり
沈金で有名な 人間国宝:前大峰の 息子さんです。
さすがに お家芸ですね。
蓋甲に 朱で 大きく日の出、そこへ 黒漆で 鶴一羽。
全体に 金雲が たなびいて 胴には 鶴が二羽 沈金が 描かれています。
底に 針銘あり。
箱書は
12代堀内宗完(兼中斉)さん。
箱の蓋裏に 日出鶴の絵 沈金平棗 宗完。
宗完さんは 前 志芸男の作品には よく箱書されています。 蓋裏に在判。
未使用です。
箱書 醤日の出に鶴 の 醤 について。
醤は 蒟醤の 後の字 を あてられたようです。
それでは 蒟醤とは 下記をご参照ください。
蒟醤
蒟醤は,漆芸の加飾(装飾)技法の一つで,漆の塗面に剣という特殊な彫刻刀で文様を彫り,その凹みに色漆を埋めて研ぎ出し,磨き仕上げるもので,線刻の美しさが発揮される。
中国の古代漆器の線刻技法が東南アジアに伝播し定着したものとみられ,我が国では江戸末期に活躍した玉楮象谷以来,高松で盛んになった。近現代には点彫などの手法が生まれ,立体的な表現や複雑な表現が行われるようになっている。
※蒟醤の「醤」は「將」に「酉」
三省堂 大辞林
キンマ 1 【〈蒟醤〉】
〔東南アジアの言語に由来すると考えられる〕
(1)コショウ科のつる性半低木。葉は芳香があり、心臓形で革質。花穂は尾状で下垂し、黄白色の花を密生する。雌雄異株。マレーシア原産で、インドから東南アジアに広く栽培される。同地方の住民は、この木の葉で石灰とビンロウの果実を包み、かんで口中の清涼剤とする。
(2)タイ・ミャンマーに産する漆器。竹で編んだ素地に漆を塗り、これに模様を線彫し、色漆を詰めて研ぎ出したもの。近世に日本に伝わり、小さなものは香合として茶人に珍重された。江戸末期、四国高松の玉楮象谷(たまかじぞうこく)がこれに模して制作した。