釜27 角谷 一圭 木瓜形 帰雁紋様 釜 20万円 共箱
口径11 胴径24 高さ16cm(蓋は含まず。) 炉釜。
角谷 一圭さんが お若い頃の作品です。なかなかの力作です。
肌は 荒い砂地で 濃い茶色。
正面は 蘆に 雁が五羽、空に向って。
後側は 雁が三羽 やはり 北をめざして 飛び立った所でしょう。
鐶付は 獅子。
蓋は 唐銅 掛け子形、径11.5cm。
内部よ火受けも 汚れなし。錆びは 極めてちょっと。
あえて 欠点は 箱が焼けていること。
全体の状態は 非常に 良好です。
胴の四つ割れの 木瓜形が とても 美しい佇まい。
それと ゆったりとした 雁の配置は さすがに お見事です。
釜肌も 文句なしです。
季節は 春。
角谷 一圭(かくたに・いっけい)
1904年(明治37年)10月12日−1999年(平成11年1月14日)
茶の湯釜の重要無形文化財保持者(人間国宝)。大阪市生まれ。
略歴
1942年(昭和17年)、商工省技術保存資格認定。
1978年(昭和53年)、勲四等瑞宝章
1984年(昭和59年)、重要無形文化財「茶の湯釜」保持者認定。
ちょっと 寄道。
来る雁。帰る雁 24-1-11
雁は秋分に寒地より来たり、 春分に帰ります。
単に 雁 といへば 秋の季です。
早春に 北の地に帰る鳥の中でも、 雁の別れは殊更に あはれ深いもののようです。
他に 季語としては
帰雁。
雁帰る。
行く雁。
雁の別れ。
春の雁。
いい句は いっぱいです。
帰る雁 田ごとの月の 曇る夜に 蕪村。
春の雁にたいして 秋の雁もあります。秋は
かりがね。
がん。
初雁。
雁渡る。
雁来る。
来る雁。
落雁。
雁鳴く。などです。
これも 名句だらけ。
雁みるや 涙に濡れし 顔二つ 虚子。