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はじめ蓋置は台子皆具の一つとして、建水の中に仕組まれていました。その後独立した道具として別途に作られるようになり、唐銅皆具の写しから始まり、さまざまな形が生まれ金属(唐銅・南鐐・鉄)、陶磁(青磁・染付・国焼・樂)で作られるようになりました。
 

h4 鐵駅鈴蓋置 6代名越浄味造 ¥80.000.-
13代大西清右衛門 極箱 胴径6.8 内径2.4 H2.4
鎗の鞘 建水などと 連れもって使われる事も 良くあります。


「駅鈴」
律令制で駅馬を利用する時に携行を必要とする鈴で、 使者はこれを鳴らしながら往来したのだそうです。この鈴をかたどって蓋置としたもの。環状、金属製。穴に柄杓の柄を 差しとうしにして用いる。

箱書
鐵駅鈴蓋置
右は宝暦年時代 浄味作無紛之也
御釜師 大西清右衛門 戌午季秋日 印


13代大西清右衛門
13代 浄長(清右衛門) 昭和18年没 78才;

名越浄味(なごし じょうみ)
京釜師。『釜師由諸書』に「京作紹鴎時代に京都天下一西村道仁、名越善正なり」とある名越善正の子が京都名越と江戸名越とに分家した後の京都名越初代 名越三昌が「浄味」と号し、俗に「古浄味」と称される。与右衛門、浄林。慶長19年(1614)越前小掾に任じられ、京都大仏鐘を鋳る。寛永15年(1638)没70余歳。二代 昌高、与右衛門、寛永16年(1639)没。三代 昌乗、与右衛門、浄味と号し、のち昌乗斎と号す。宝永5年(1708)没。四代 三典、与右衛門、初名を昌晴、剃髪後 浄味を号し、俗に「三典浄味」また「足切浄味」という。享保7年(1722)没。五代 与右衛門、享保9年(1724)没。六代 昌光、与右衛門、剃髪後 浄味を号す。宝暦9年(1759)没。七代 昌永、与右衛門。八代 昌興、与右衛門、剃髪後 浄味を号す。九代 昌暉、与右衛門。十代 昌次。十一代 昌文。
 

蓋置の形 昔からの形としては「七種蓋置」があります。
火舎 … 火舎香炉といい、最初は小さな香炉の転用品。        
火舎とは香炉の蓋のことです。 蓋置の中ではもっとも格のあるものとされています。
足のついた香炉形で蓋には透しがあり摘みがついています。
五徳 … 炉に使う五徳の形。         
五徳を使わない時(釣釜・透木・切合せ風炉)に使う。
一閑人 … 井戸覗きともいわれる。         
変形としては人物のかわりに蛙・獅子・龍がついている場合もある。
三人形 … 三閑人ともいわれ、人物が三人外向きに手をつないで輪になっている形。
三人の内、一人の衣装が異なっていてそれを正面にして扱う。
栄螺 … 本物の栄螺貝を使ったものを写した。飾るときは伏せて使い、蓋を置くときには口を上に向ける。
三つ葉 … 三つ葉を上向きと下向きに合わせたもの。
上の葉が小さく下の葉が大きいが、使うときには下の大きい方を上にする。
 … 蟹の形をした墨台・筆架を転用したもの。
その他
 … 足利義満が所持していた臨済禅師の銅印を転用したのが始まりとされます。
駅鈴 … 馬につける鈴のことで、ドーナツ形。
糸巻 … 糸を紡ぐ糸枠の形。
夜学 … 夜学をするときの灯具の形。
つくね … 手づくねからきたもので、厚造りで中心の穴が小さい。

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